受験が近づくに連れて冬季講習や正月特訓など朝から夜遅くまで睡眠時間を削りながら勉強に励んでいるお子さんも多いことだと思います。
受験直前は、勉強以上に体調管理が大切です。
ここでは「中学受験の直前期をどのように過ごせば良いか」について紹介します。
残り少ない期間を有意義に過ごしてください。
受験はメンタルの戦いです。自分はここまでやったんだという自信をもって臨むと良い結果に結びつく可能性が高くなります。新しい知識を増やしたり、新たな問題にチャレンジすることで不安が大きくなり焦りが出ています。
大手進学塾に通塾している生徒は受験対応能力が備わっており、8割から9割近くの範囲は網羅しているはずです。後は問題を正確に読み解き、正確にアウトプットが出来るかにかかっています。「やっていない範囲が出たら諦める。それより勉強したところを落としてしまう方がショックは大きい」ことを忘れずに、今勉強している問題が本番に出ることをイメージしながら取り組むとよいでしょう。
全ての入試開始時間は朝です。受験勉強のために夜遅くまで起きている場合は本番の試験と同じ「朝型」の生活に変えるように調整する必要があります。朝型の生活リズムに整えて入試本番の午前中に頭が回らないということがないようにしましょう。
ベストな方法としては、第一志望校の入試スケジュールに合わせて本番さながらに生活することです。すなわち、入試開始の集合時間までには電車や新幹線、バスなどを利用して学校や試験会場まで行くことから、逆算して、何時に起きて準備をしなければならないのか、何時に家を出るのかを確認して受験1か月前から同じ生活を繰り返して生活リズムを身に付けるのです。
学校や塾、入試当日の会場ではマスクをすること、インフルエンザの予防接種も受けること。インフルエンザの休息期間と入試当日が重なってしまうと試験を受けられなくなってしまいます。学校で風邪やインフルエンザが流行しそうであれば、受験のために学校を休んで自宅学習をするということも考えておく必要があります。
受験生は本番に対するプレッシャーを強く感じます。特に小学生ですから人生で初めての受験を経験することになります。不安や緊張は誰でも感じています。これだけ勉強してきたのだから大丈夫、大丈夫と保護者も生徒自身も繰り返し声に出して唱えると良いです。
経済的に余裕があれば、第一志望校以外にも数校を受験しておくことが望ましいです。福岡県周辺であれば、弘学館、青雲、上智福岡、西南学院、福大大濠、明治学園、などレベルの違う複数の学校を受験して合格通知を受け取ることで、自分がこれまでやった勉強、努力の成果を感じることができ相当の自信に繋がり、このままいけば合格できるかもと良い自己暗示にかかります。そうすると、プレッシャーを克服して、模試でD判定・E判定だった子が第一志望の学校に合格できるのです。これは「自信」によることが多いです。
「●●してて大丈夫なの?」
「そんなことしてたら落ちるよ」
「勉強しなくて大丈夫?」
「いつ勉強するの?」
勉強の合間に息抜きにゲームをしたり、テレビを見ているわが子を見ると、受験直前なのに大丈夫?と思うことがしばしばあります。つい、こんなことを言いたくなってしまいます。ただ、親自身の不安な気持ちを落ち着かせるために子どもに勉強をしてほしいという気持ちで発言しているのなら、子どものためというより自分のためなのでプラスの効果よりもマイナスの効果が働きます。それなら何も言わないほうが良いでしょう。
お子さんが息抜きと言いながら上手く切り替えができていない、度が過ぎているなと思われたなら、いったん冷静になって言い回しを考えてから声掛けをしましょう。
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