中学受験はお子さんだけでなく、親にとっても大変なチャレンジだと思います。小学校高学年でもまだまだ子どもです。いくら難しい問題を解けるようになっても様々な面での経験が乏しく、精神的に未熟なため、あらゆる場面で親御さんのサポートが必要になってきます。
イライラが募ることも
お子さんの進学塾でのテストや模試の結果もどかしさがが、良かったり悪かったり、志望校の合格判定が良かったり、悪かったり浮き沈みが激しいと親も心配になりますよね。
なかなか思い通りに結果が出なかったり、自宅での復習をしなければならないのに、テレビやゲームをして机に向かわないときにはイライラともどかしさが募るときもあります。
ただ、中学受験というのは、親子で同じ目的・志望校に向かって共に頑張ることのできる貴重な時間です。
というのもこれが高校受験や大学受験となると、思春期真っただ中の多感な時期ですから、中学生、高校生ともなれば子どもは精神的にも親と距離を取りたがるため、親子でコミュニケーションを図りながら密にサポートできるのは中学受験くらいではないでしょうか。
中学生、高校生ともなれば子どもは親と距離を取りたがるため、親御さんが色々とサポートしても素っ気ない態度を取ることも少なくないでしょう。
子どもの成長を楽しむ
小学6年生になると学習面での成長が著しく感じられると思います。そして、自分の置かれた状況を受け容れて進学塾の友達と切磋琢磨しながら自主的に取り組む習慣が身に付きます。
夏が過ぎて受験直前には、これでもかというくらい学習時間が増えて親が心配になるほど追い込みに入ります。
このような子どもの成長を間近で感じることができるのは、親御さんも一生懸命にサポートしてお子さんの状況を見守っているからだと思いますし、深く関わっているからこそだと思います。
中学受験は誰でも経験できるものではありません。地域的(距離的)要因や健康状態、学習意欲、経済的な側面など様々な要因が揃ってはじめて受験勉強ができるのだと個人的には思っています。ですからチャレンジできる環境にあるということ自体が、恵まれているのだと考えます。
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親はサポーター
親が子どもと一緒に過ごすことのできる時間は人生の中でも約20年、中学から入寮生活ともなると10年少しかもしれません。それくらい短く限られた時間です。
その中で子どもの成長を楽しみながら、目的に向かってともに学ぶ良い機会ではないかと思います。
余りに親が一歩前に出て子どもを牽引するという姿勢は今は良いかもしれませんが、中学入学後に困る場面(無気力、不登校など)が出てきます。残念ながら志望校に合格しても学校に馴染めず、勉強に付いていけずに退学する生徒は一定数に上り、親子の関係というのも少ながらず影響しているのではないかと思います。
一緒に悩んだり考えたりしながら、お子さんの不安定な気持ちをサポートしてあげられるのは親御さんしかいないと思いますので、自宅の中では温かい気持ちで接してあげてください。
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