担任の先生に相談・報告
6年生の段階では、土日に学校の行事と塾の模試がバッティングしたり、入試が平日に予定されているために学校の授業を休んだりと、受験する上で学校の協力が必要となることがあります。
中学受験が当たり前の首都圏と、九州(福岡県)では事情が異なります。
福岡市内の小学校であれば受験する生徒が例年一定数を超えるため、学校側も心得たものだと思いますが、福岡市郊外の小学校ではそもそも中学受験をする生徒がいるかどうかというレベルのため、必ずしも中学受験への理解が進んでいるとはいい難い状況もあります。
中学受験をすること、土日に塾の模試があるときは、土日にある学校の行事に参加できない場合があることを伝えておいたほうがよいでしょう。
また、受験校によっては小学校の欠席日数を願書に記入しなければならない学校もありますので、担任の先生の協力が必要な場合があります。
学校行事への不参加
学校の行事(運動会や文化祭を除いて)には積極的に参加して小学校の最後の思い出づくりをしてもらいたいところです。
ただ、塾の模試は土日に開催されることが多く、場合によっては私立中学校で学校説明会を兼ねて模試を開催する場合があります。
このような機会は是非とも利用して志望校を見て回りたいものです。
そうすると、学校行事との兼ね合いに頭を悩ませることになるのですが、最終的には学校行事の内容やお子さんの意思を尊重して決めることになると思います。
小学校の宿題が終わらない
学年が上がるに連れて塾の宿題も多くなっていきます。
そして、帰宅時間が21時から22時過ぎになることも多くなってきます。
そのような状況の中で、塾からも宿題が出されますし、当然ながら小学校の宿題もこなさなければならないので子どもたちは大変です。
小学校の宿題は塾の学習レベルからすると簡単なので、時間のかかる小学校の宿題をしなくていいと考える親御さんも中にはいらっしゃるようです。
お子さんの大変そうな状況を見ての親心だと思います。
ただ、いくら頑張って塾に通って勉強しても、小学校の生活がいい加減になってしまうのは避けたいものです。
中学受験には小学校の協力が欠かせませんし、小学校との関係を悪化させるのは好ましくありません。
やはり小学校の宿題を優先的に終わらせることが大切だと思います。
確かに中学受験は親子ともに大変なエネルギーを使いますが、そういう状況を分かっていても特別扱いを認めることは学校側もできないと思うのです。
どうしても宿題ができない終わらない場合は担任に事情を説明した上で、休み時間を利用するなどして宿題を提出するしかないと考えます。