中学受験の学校選びの時期と決めるポイント

中学受験をする上で志望校選び、中学校選びはとても大切なテーマです。ただ、いつころまでに志望校を決めればよいのか、分からない方も多いと思います。本記事では志望校選びの時期とどんなふうに決めればよいのか、そのポイントについて紹介したいと思います。



学校選びの時期・タイミング

志望校がなかなか定まらずに高学年に突入すると目標に向かって取り組む期間はわずか半年から1年少しと短い期間しかありません。可能なら6年生の夏までには志望校を決めておきたいものです。

ただし、6年生のはじめのころは成績が不安定でも、夏期講習を経験して秋口から冬の受験直前に右肩上がりに急上昇する生徒も多いです。現時点での合格水準を基に伸びしろを考えておいた方が良いでしょう。

学校説明会や文化祭・体育祭には親子で出掛けてパンフレットやホームページでは感じられない生の雰囲気を味わうことが大切です。

一方で小学4年の秋ごろまでに志望校が定まった場合、大きな目標に向かって2年半じっくり取り組むことができます。

目標と夢を持って努力する2年という期間の差は、決して小さいものではありません。お子さんの情報収集能力には限界があることから、保護者が先導することになりますが、上記のとおり学校見学はお勧めです。

どうなふうに決めるの?学校選びのポイント

では、早めに決めるとしても、どのように決めたらよいのでしょうか。

ある保護者の方とお話したなかで、私立中学校の偏差値分布図に横線を引いて、「偏差値〇以上の学校でないと受験させない」とおっしゃていました。当然、偏差値は学校の価値を測るひとつのツールですし、少しでも優秀な学校にわが子を入れたいという親心も十分理解できます。

しかし、「偏差値」で学校を選ぶということは、結婚相手を年収で選ぶのと同じだと言えばわかりやすいかもしれません。

偏差値は学校選択する上での一側面にすぎません。偏差値という数字の価値基準が学校選びに、わが子の将来にどれくらいの意味を持つのか、疑問を感じざるを得ません。

ただ、一方で偏差値が比較的高い学校は、人気校が多いのも事実です。学校には人気を集めるだけの魅力があります。その魅力が例えば、自由な校風なのか、大学進学実績なのか、生徒の主体性なのか、グローバル性なのか、学校の特色によって様々だと思います。

偏差値だけではなく、その魅力がお子さんに合ったものであるか、ご家庭の方針や、お子さんの希望や将来の夢を考えつつ、お子さんに合った学校であるかを親の目線から見極めましょう。

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直観は正しい

私立中学の教育理念は学校が10校あれば10校に違うものです。教育理念は学校の「校風」となって感じられます。つまり、同等の偏差値の学校でも、校舎の雰囲気や教師の質、イメージ、在校生のカラーは全くと言ってよいほど異なります。近年、共学化を含む学校改革が進んでいますので、今後もより鮮明に校風に差が生じると考えます。

成功する志望校選びは意外かもしれませんが「感覚」が大切です。学校見学に行った際に「なんとなく好感の持てる学校」と「なんとなく雰囲気が好きじゃない」に分かれるのではないでしょうか。

この「なんとなく」感じる感覚が正しいことが多いと思います。

たとえ偏差値が高い学校でも「うちの子には合いそうもない」という印象を受ける学校もあれば、少し偏差値が低くても在校生が伸び伸びして「うちの子をこの学校で学ばせたい」という印象を受ける学校があると思います。

そして、その印象や直感は「正しい」と思いますし、残念ながら第1志望校に合格できないときにも、この学校に対するイメージが学校選びのポイントになります。

くれぐれも偏差値順で親のみで志望校を決めることのないように、様々な学校の特色を知り、お子さんを導くことも大切な役割だと思います。

九州内の私立中学校で考えれば、親元を離れて入寮しなければならない学校や男子校、女子校という選択肢も出てきます。学校は勉強だけ、偏差値だけでは語れない、人生の収穫も大きいことは親御さん自身の経験からお分かりだと思います。

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