私立中学と公立中学の違い

私立中学と公立中学の違い

私立中学と公立中学は同じ中学校でありながら授業内容・スピード・部活動・行事・校外活動などが異なります。

また、私立中学校でも学校の特色によって大きく異なりますが、本記事では私立中学校の受験を検討されている方に私立中学校と公立中学校の違いを紹介します。



学費の違い

まずは学費の違いです。

文部科学省の発表によるによると、

  1. 公立中学 約45万円
  2. 私立中学 約130万円

実に3倍近く私立中学では費用がかかります。

授業料が公立中学が無料(0円)に対して私立中学は年間約44万円と費用面では相当の格差があります。

また、授業料のみではなく、施設維持費や教育充実費・実験費・保護者会費などで合計の学費が月額5万〜6万円程度の私立中学校が多いです。

さらに入学時には入学金等で約30万円が必要ですし、寄付金が事実上義務化(例えば一口10万円~)されている学校もありますので、志望校の情報収集をされるとよいでしょう。

加えて、自宅近くに学校があればよいのですが、通学する場合には定期券代、入寮する場合には寮費が必要です。

教師の立場の違い

私立中学校の教師は基本的に異動がないと考えてよいと思います。もちろん諸事情で学校を離れることはあるでしょうが。

そうすると、中学入学時から高校3年生までの6年間にわたって面倒をみてもらえるということも多くあります。生徒と教師の関係性が非常に強く、一生涯にわたり指南役となってくれるかもしれません。

そういう教師との出会いはお金では買えない人生の財産です。

一方で、公立中学校の教師は良くも悪くも公務員という立場であり、2,3年おきに定期的な人事異動があるため、私立中学のように手厚く面倒をみてくれることは期待できない面があります。

 

授業スピード・難易度

公立中学校は指導要領に従って指導する内容や進度も決まっています。高校入試を見据えた授業というよりも、決められた範囲を決められた時期までに終えることが求められています。

そこには大学入試を見据えた指導や生徒自身に考えさせる指導というものが私立中学のそれと明らかに違います。

私立中学は独自の指導要領で中学・高校の範囲を横断して授業が進められます。つまり、中学生のころから難関大学への進学を見据えた指導を行っているため、進度が非常に早く、既に高校生で学ぶ範囲のものも積極的に取り入れられています。

また、特に英語や数学のレベルが非常に高く、英語に至っては中学校で英検2級、高校生で準1級を大半の生徒が取得するという学校もあります。



 

まとめ

筆者は公立中学・公立高校出身であるため、その良さも悪さも肌で感じて経験しています。公立中学校は本当に色んな生徒がいます。

学習面での格差が激しいというのも事実ですし、高校入試を見据えた指導が常日頃からなされていない面も少なからずあるのは事実です。そして、積極的に学習しているクラスメイトを揶揄する雰囲気も学校によっては残念ながらあります。

 

一方で、私立中学は学力の格差はあるにせよ、一定のレベルに到達した生徒が集まっており、授業内容や進度は非常に早く、また、大手進学塾出身の子がほとんどなので、競争して高め合うことに慣れているという点が大きいと感じます。

そして、私立のトップ校は、生徒同士で教え合う、分からないことは恥ずかしいことではないという風土が醸成されているように感じました。定期テスト前には生徒が自主的に補習を行うなどら、ライバル同士で互いに高め合う雰囲気が中学生の段階から作られているのには感心しました。

 

志望校の教育理念や進学実績、環境面・設備面・教師の面倒見の良さなど、学校案内や体育祭・文化祭などに足を運び、学校の名前やイメージのみでなく肌で感じる学校の空気感を知ることも大切だと思います。



ただし、学費面や通学時間など公立中学とは比較にならない時間とお金が必要ですので、家庭の許容範囲かどうかをよく検討してください。

筆者の個人的考えは、お子さんに合う学校が見つかり、進学を親子ともに希望されるなら、公立中学校よりも私立中学の方が断然お勧めです。

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