進学塾でのストレスや緊張感は学習効果を高める

進学塾でのストレスや緊張感は学習効果を高める

中学受験に向けて子供が勉強をするというとき、どのような勉強をするのか、ということも重要ですが、どこで勉強をするのかということも考えなければいけません。勉強をする場というと、自宅や学校という選択肢もありますが、勉強の効率を考えたら進学塾が最適です。

緊張感のある空間

進学塾のメリットは他の記事でも紹介しました。

(参考記事)

→中学受験のために進学塾に通うメリット

  • 同じ目標に向けて切磋琢磨する友達との関係
  • プロの講師の高度な授業内容についていくための集中力
  • クラス分けテストや模擬試験による緊張感

過度な緊張は脳に対してストレスになるので効率を下げてしまいますが、適度な緊張であれば脳の活性化をもたらします。

扁桃体と海馬の作用がもたらす長期記憶

特に勉強では記憶力を高めることが必要になってくるわけですが、長期間の記憶を決定する器官が海馬と呼ばれる部分です。海馬は見たり聞いたりした情報の中から必要なものを記憶する指示を与えるところです。ここを上手く働かせれば、勉強したことを長く記憶することができます。

その海馬の働きには、喜怒哀楽など感情的な判断をする器官である扁桃体の影響があります。扁桃体が活性化すると、海馬もよく働き記憶力が高まります。そして適度な緊張感の中でこの扁桃体の活性化を図ることができるのです。

進学塾でのストレスや緊張感は学習効果を高める

たとえば模擬試験で解いた問題は、自宅で学習した内容に比べて後々に記憶に残りやすいそうです。その理由は適度な緊張感にあります。つまり、適度の緊張を感じている状態は、脳内にノルアドレナリンという物質が分泌されており、この物質が扁桃体や海馬において他の神経伝達物質やホルモンなどと相互作用して、長期記憶の形成を促進に役立っているのです。ということで、進学塾という緊張感のある空間での授業が記憶力を高めてくれるわけです。

進学塾のメリット:集中力

もうひとつ集中力という点でも大きなメリットがあります。人は集中して何かをするときに、どれだけ頑張っても持続できる時間には限界があります。子供の場合にはおおよそ30分程度が集中力の続く時間です。多少の個人差があるとしても、いつまでも集中できないことは同じです。

自宅での勉強であれば、集中力が切れてしまうと、それで勉強を止めることができます。休憩が必要だとしても、再びやる気を出すことができずに、そのままになってしまう可能性も否定できません。しかしながら、進学塾の授業は決められた時間は勉強をし続けなければいけません。周囲に居る生徒も遊ぶことはなく、勉強以外のことは出来ない雰囲気です。ですから、授業中に少しくらい気を緩めたとしても、再び勉強しなければいけないという気持ちを作りやすくなります。

ストレスは学習効果を高める

ストレス、緊張感、罰など不快なものを条件に学習効率が高まることは、心理学の実験で実証されています。これは「ヤーキーズ・ドットソンの法則」と言い、学習作業等を行なう際に、罰を与えなかったグループよりも、罰を与えられたグループの方が作業効率が高いということが判明しました。ネズミを用いて電気ショックを与える実験を行うことで、動機づけには、罰やストレスなどの不快なものが一定量あったほうが、効率が上昇するという法則です。

実験によれば、電気ショックの強度を強めていくとネズミの正答率が上がるものの、強過ぎると正答率が低下することが分かりました。すなわち、電気ショックの程度が適度なときには、学習効率が高まり、電気ショックの程度が弱過ぎたり、強過ぎると学習効率は低下しました。

ネズミの実験結果と理性のある人間とをそのまま比較することは適当だとは思いませんが、ストレスや緊張感など不快なものが多少あったほうが学習効率は高まるのは事実だと思います。これはオリンピックでも同じことが言えます。大観衆の中で新記録を出す選手や実力以上の力を発揮する選手は、プレッシャーを受けることで、平常時以上に脳や肉体が活性化され、集中力を高めて結果を出すことができるのです。

進学塾でのストレスや緊張感は学習効果を高める

中学受験というのは、万全を期すならば何年も準備をしていかなければいけないものです。それほど長い期間をかけて勉強をしていくとなれば、モチベーションをいかに上げ続けていくことができるのかが重要です。

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